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幸せな家族だったはずなのに。|医師が本気で観たNetflix『SとX』第7話 Part1

【幸せな家族だったはずなのに。|医師が本気で観たNetflix『SとX』第7話 Part1】
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「僕は、家族は本当に仲が良かったと思っていた」
Netflix『SとX』第7話。
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まだ中学生だった霜鳥先生の目の前には、
仲睦まじい父と母の姿があります。
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鏡台の椅子に座る母親。父親は、
白いワンピースを着た母親に微笑みながら
白い真珠のネックレスを選び、つけてあげている。
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「お母さんは、本当に白がよく似合う」
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父は鏡越しに微笑みかけ、
母も静かに微笑み返す。
その様子を近くで見ている霜鳥少年。
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その光景だけを切り取れば、
幸せで、穏やかな家族風景です。
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ところが第7話では、
その記憶はまったく違う角度から
語り直されます。
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父親は優秀な外科医で、
“完璧な理想主義者”だった。
そして、その「理想」は
妻にも向けられていた。
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美しい妻、理想的な母親。
着る服から髪型まで、
父親は、自分の理想とする女性像に
妻を当てはめようとしていたのではないか。
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ドラマでは、それを
「ピグマリオンコンプレックス」
という言葉で説明します。
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広い意味で、
相手を自分の理想の型にはめ込み、
人形のように扱ってしまうこと。
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(※これはDSMやICDに掲載される正式な精神医学的診断名ではなく、ここではドラマの中で示された概念として扱います。)
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よく観ると、
冒頭の美しい場面にも、
母親の言葉はなく表情は硬い。
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洋服も、アクセサリーも、
選んでいるのは、父親。
母親は、微笑み返すだけ。
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◆支配は、必ずしも支配の顔をして現れるとは限らない。
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「君にはこれが似合うよ」
「君のためを思って」
そんな愛情によく似た顔で、
支配は現れることがあります。
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だからこそ、
身近に見ていた息子の霜鳥先生でさえ、
「僕たちは幸せな家族だった」
と思っていたのです。
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◆機能不全家族で育った私
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私は、この場面を他人事として
観ることができませんでした。
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私は、機能不全家族の中で育ちました。
11坪7人家族の貧困、DV、ネグレクト。
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そして小学生の頃から、
父親の愛人達と家族との間に立ち、
大人同士の問題の調整役をしていました。
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私がなぜ、
「人には言えない痛み」が分かるのか。
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その原点には、
自分の育った家庭があるのだろうと
考えてきました。
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子どもには、本来、
背負わなくていいはずの
大人の事情があります。
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でも子どもには、
それが「おかしい」と判断するための
比較対象がありません。
自分の家しか、知らないからです。
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霜鳥先生にとって17年前の事件は、
母親が不倫し、
幸せだった家族が壊れ、
父親が傷害事件を起こした記憶として
残っていました。
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しかも、その出来事を
中学生だった息子に見せたのは父親でした。
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その年齢で、
夫婦の間に長年存在していた抑圧や支配まで
理解できるはずがありません。
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彼に残ったのは、
家族が壊れたこと。
父親が他人を傷つけたこと。
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母親が別の男性と関係を持っていたこと。
そして、その中心に「性」があったこと。
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だから霜鳥先生は、
自分はセックスを憎んでいた。
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だから
セックスセラピストになったのだ
と、自分自身を振り返ります。
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大人の男女関係にまつわる問題を、
子どもが背負わされる。
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その構造は、
私にも覚えがありましたから。
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だから私は、性交痛外来で
「人には言えない痛み」
を聞き続けている今、
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霜鳥先生の心情に、
より深く引き込まれたのかもしれません。
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◆家族だから、わかるとは限らない
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笑っているから、幸せとも限らない。
「嫌だ」と言わないから、
嫌ではないとも限らない。
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自分が見ている一面が、
その人のすべてではない、
本当の気持ちではない。
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そして、
「言わなくてもわかるでしょう」では、
わからないことがある。
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では、なぜ私たちは、
「嫌だ」「苦しい」「私はこうしたい」
と伝えることが、
こんなにも難しいのでしょう。
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そこには、日本人が美徳としてきた
「察する文化」
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そして、
性について口にすることを
「恥ずかしい」「はしたない」としてきた
「恥の文化」と「性のタブー」
が重なっているのではないでしょうか。
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第7話後半では、
この問題が一つの家族の物語から、
現代日本社会の問題へと広がっていきます。
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「性のことなんて、口にするものではない」
「言わなくても、それくらい察してほしい」
本当に、それで気持ちが伝わるのでしょうか。
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――第7話 Part2へ続きます。
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Netflix 世界同時配信『SとX』
note 『SとX』人気記事
TOP10のうち3記事ランクイン中!
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富永喜代のnote連載記事は、
コメント欄から、どうぞ。
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#SとX #Netflix感想文 #中島健人 #医師 #富永喜代

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公開翌日、日・英・韓3言語へ

【 公開翌日、日・英・韓3言語へ 】
8月27日 20時26分に公開したばかり。
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Netflix『SとX』第5話を
性交痛外来医が本気で解説した
note記事。
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翌日、記事を開くと、
「この記事は、
 英語と韓国語でも読めます」
と表示されていました。
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・日本語原文
・英語版
・韓国語版
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公開翌日に、
いきなり 3言語対応です。
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私は、翻訳を申し込んでいません(汗)。
自分で英語にも、
韓国語にも訳していません。
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でも、それを noteが、
AIで自動翻訳し、
海外の読者にも届く形にしてくれました。
⠀⠀
noteは、8月26日から、
無料記事の韓国語への自動翻訳を
順次スタートしたばかり。
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その最初期に、
性交痛、更年期、セックスレスを扱った
私の『SとX』第5話の記事が、
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英語と韓国語の両方へ展開されました。
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性交痛も、更年期の性の悩みも、
セックスレスも、
日本だけの問題ではありません。
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しかし、性の悩みは、
国が違っても声を上げにくく、
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信頼できる情報へ
たどり着きにくい分野です。
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Netflix『SとX』は、
世界独占配信。
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そして今、
松山の性交痛外来医が書いた
『SとX』の医学解説も、
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公開翌日には、
日本語・英語・韓国語の3言語で
海外へ公開される。
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地方から日本語で発信した記事が、
知らない間に世界へ運ばれていく。
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時代は、
ここまで来ました。
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よかったらフォローしてね。
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#SとX
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#Netflix
#性交痛
#富永喜代

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Netflix公式を抜いて、1位 #SとX

【 Netflix公式を抜いて、1位 】
note「#SとX」急上昇ランキング。
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1位 富永喜代
2位 Netflix公式
⠀
『SとX』第1話の記事が、
急上昇1位になりました。
⠀
ご覧いただいた皆さま、
ありがとうございます。
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#SとX #Netflix #ネタバレ #富永喜代 #急上昇