FORZA STYLE『女たちの事件簿』

【 更年期のセルフプレジャーは
 「快楽」ではなく “医学” です 】
FORZA STYLE『女たちの事件簿』


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更年期障害は、
火照り・発汗・動悸・不眠・
集中力低下・性交痛…
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症状の出方も強さも、
実は女性ごとにまったく違います。
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私自身も45歳頃から、
● 記憶力低下
● 朝どうしても起きられない
● 理由なく涙があふれる
という症状に悩まされました。
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医者でさえ、はじめは気づかない。
それが更年期の怖いところです。
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私は50歳でようやく自覚し、
女性ホルモン補充療法(HRT) を始めて
やっと朝起き上がれるようになりました。
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◆ 更年期の性交痛は
  ”心の問題”ではない
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私が1万人以上の相談に乗ってきた
「性交痛外来」では、
多くの女性がこう言います。
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「痛いのは年のせい?」
「年齢だから諦めるしかない」
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違います。
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性交痛の主因は
女性ホルモン低下による腟の乾燥と萎縮。
つまり 医学的な問題 です。
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◆ 研究で分かった、
“セルフプレジャーの医学的効果”
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ウーマナイザーと
アメリカ・キンゼイ研究所の臨床研究では、
更年期女性66名のデータを分析。
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驚くべきことに——
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・心拍数は通常の方法も
  ウーマナイザー使用も同程度
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・しかしウーマナイザー使用週は
 迷走神経(リラックス神経)
 活動が有意に上昇
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つまり、セルフプレジャーは
更年期の自律神経の乱れを
“整える” 可能性があるのです。
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快楽ではなく、医学的セルフケア。
これが世界基準の
考え方になりつつあります。
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◆ 日本女性が
“お風呂セルフケア”が多い理由
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ウーマナイザーの世界調査では、
「お風呂場でセルフプレジャーする国」
日本がトップ。
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周囲に気を遣わず、
プライバシーが確保できるからです。
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実はこれ、
医学的に非常に理にかなっている。
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・会陰マッサージ
・骨盤底筋刺激
・疼痛緩和
・尿漏れ予防
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すべて、
お風呂の温熱効果と相性がいいのです。
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◆ セックスは“相手ありき”、
セルフプレジャーは“自分の回復”
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セックスは相手との関係性が影響しますが、
セルフプレジャーは
自分のタイミングで、
自分のためにできる医療行動。
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整体で体のコリをほぐすように、
腟や骨盤底筋を整える “女性のケア” として
もっと語られるべきだと感じています。
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◆ 結論
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更年期のつらさは、
「気合い」や「我慢」では乗り越えられない。
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必要なのは
・ 医学
・ 情報
・ “自分をケアしていい”という許可。
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こうした研究とデータを
もっと日本の女性に届けたいと思っています。
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女医 富永喜代として。
そして、私自身も
更年期を通ってきた当事者として。