【 Our Age 新着記事 第1位 】
女性の手指トラブルは
なかなか理解されない。だからつらい!
手指の痛み、変形を診る
全国でも珍しい
『ヘバーデン結節外来』を開設しています。
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女性の手指のトラブルは、
腰痛や膝痛とは違います。
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腰痛や膝痛なら横になって
患部を休ませることができるけれど、
手は使わないわけにはいかないでしょう?
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痛かろうがなんだろうが、
仕事でも家事でもやらなきゃならない。
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我慢してやっているのに
痛くないのだと思われてしまう。
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元気そうに見えてしまうから
共感も得られない。
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他の痛みと違って、
さめざめと泣いている
女性が多いのはそこ。
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まわりに
なかなか理解されない病気なんです。
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医療でできることをするのはもちろん、
大事にマッサージしてあげてね、
優しくいたわってあげてね、とも
外来でアドバイスしています。
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担当からは、
『OurAgeの手指の連載がとても好評です。
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毎週日曜日に配信されていますが、
先週の第2回目は、
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PV数のランキングが
デイリー、ウイークリーランキング共に
ぶっちぎりの第1位です!』
と、連絡が入りました。
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医療に”共感力”が必要なのか?と
問われれば、確かに、
医師と患者の立場は違う。
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でも、
『治してほしい』とともに
『わかって欲しい』と願っているのが
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ヘバーデン結節の患者さんの
気持ちじゃないのか?
と考えています。
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なぜなら、今まで、散々、
年のせいです、とか
使いすぎです、とか
リウマチじゃありません、とか
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治療を諦めさせられてきた病気が
ヘバーデン結節だから。
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私は、11坪7人家族育ちで
10歳の頃から
祖母とたこ焼き屋で働いてきました。
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だから、
痛みでは死なないからと、
自分のことを後回しにして
我慢を積み重ねる女性や、
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自分さえ我慢すればいい、と
自分を押し殺して生きる
下支えする女性の気持ち、
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性交痛など人には言えない痛みの
出口が見えない女性の苦悩が、
手に取るようにわかります。
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一見、
痛みの治療は、
生きるか死ぬかじゃない医療だし、
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共感力とか察する力とか、
そんなの治療に意味あるの?とか
思われがちだけど。
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痛みは見えない症状だからこそ、
その治療の世界には
察する力、患者背景を推察する力が
とても重要なんだと考えています。
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記事を読んで
応援してくださった皆様、
本当にありがとうございます!
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