【日本抗加齢医学会 デジタル医療口演発表】
日本抗加齢医学会総会での、
3演題口演発表準備を進めています。
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特に、VRフィットネスで
高齢者の運動機能を改善した結果は、
まだ世界でも報告が少なく、
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日本の革新的AI搭載VRフィットネス技術が
高齢社会を救うことになるかもしれません。
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高齢化は人口減少を生み、
地方の健康資源
(ジム、インストラクター、プールなど)を
衰退させました。
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コロナ禍は、
人々のライフスタイルを変化させました。
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引きこもりから運動不足、骨折リスクアップ、
認知症の発症リスク増悪、
地域コミュニティー崩壊など、
甚大な健康被害を起こしています。
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地方に人が増えないなら、
それに変わる仕組みが必要です。
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そして、それが医療×ITであり、
バーチャルインストラクターの元、
自分でできる筋トレ、
VRフィットネスなのです。
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日本抗加齢学会講演発表の
抄録をここに公表します。
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ご興味のある方は、ご覧ください。
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【目的】
VRフィットネス(ドクターVR)が高齢者のロコモティブシンドロームの進行を抑えるか評価する。
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【方式】
6名の男女(男性1名、女性5名、平均年齢 73.8±5.5歳、平均身長152.2±9.3cm、平均体重55.3±11.4kg)を対象。1週間に1回、8週間、VRフィットネス(ドクターVR)を富永ペインクリニック ドクタージムにて実施した(トレーニング平均時間13.7±3.3分)。左右握力(スメドレー式デジタル握力計測定)、立ち上がりテスト、2ステップテスト、ロコモ25を調査項目とし、VRフィットネス実地前後で比較した。統計は、対応のあるt検定、ロコモ25の評価にはウィルコクソン検定を用いた。
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【結果】
8週間のVRトレーニングの結果。握力(右)22.3±4.4kgは21.9±4.7kg (p=0.5762)、握力(左)22.3±4.4kgは22.6±6.1kg (P=0.2088)。立ち上がりテストは、6名中3名のロコモ度が改善し、3名は変化なかった。2ステップテストは、186.2±29.5cmから188.2±29.5cm (p=0.6268)、ステップ値は1.2±0.1から1.2±0.1 (p=0.7259)だった。ロコモ25は、13.1±18.0から5.0±4.1 へと減少した(p=0.0256)。VRフィットネスによる眠気、吐き気、頭痛を訴えた者はいなかった。
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【結論】
VRフィットネス(ドクターVR)を使ったトレーニングは、高齢者の身体状態や生活状態を改善し、ロコモ度を低下させる。VR酔いの症状も表れず、VRフィットネスは高齢者のロコモ予防、健康づくりに適している。